料理の向き不向き と 魔法。

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人には向き不向きがある。料理を作っている時
それを一番思い知らされる。自分は普段数学という実生活から一番遠いと思われる科目を教えている。もう30年近くなる。シンガポール🇸🇬でも同じ事をしていた。しかし、シンガポールの頃2年ほど一般就職をした時期があった。自分で教員系の会社を立ち上げる前の準備期間に色々学びたいという思いからだったと記憶している。
仕事内容は主に日本🇯🇵から新鮮な魚介類を輸入するというものだった。日本にいる時以上に日本の魚介類に詳しくなるという奇妙な状態に陥っていた。飛行機の振動によるウニのダメージを気にする毎日。必然的に現地の日本人料理人と接する機会が増える。店に顔を出すと「○○君これ食うてみい。うまいだろ。」と刺身をもらったり、肉じゃがかなんかを味見させてもらったりした。彼らはちゃちゃちゃとうまい物を作りだす。
僕は時間をかけてまずい物を作りだす。
何だろう、この差は。彼らは修行したから?いいや、違うと思う。絶対に持って生まれた感覚があるのだ。
自分はそう信じて疑わない。
昨日はチャーハンを作ってみた。
珍しく、そこそこうまい。
どうしたことだろう。
最近は魔法の調味料があるのだ。