目の前の生徒は全員バイリンガル以上

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皆さんは世界には日本人学校🇯🇵が至る所にあることをご存じだろう。ニューヨークに行けば、ニューヨーク日本人学校があり、上海に行けば上海日本人学校があるといった具合に。日本から現地入りした有名人がこれらの学校に立ち寄る姿はよくニュースとして、取り上げられるのでそれを目にした人も多いだろう。この日本人学校の他に日本語補習授業校なるものもあることをご存じだろうか?この学校は先ほどの日本人学校と違い子供たちは普段現地の学校や国際校に通い、週末のみ、この学校に通うのだ。必然的に普段は現地の子供と勉強を競わなくてはいけなくなる。僕もこの日本語補習授業校で5年ほど教えていた時期があり彼らの日常のハードさを痛いほど感じていた。僕がいた国はシンガポール🇸🇬だったので子供たちは普段英語と中国語で授業を受けている子がほとんどだった。
補習校で書かせた作文に、中国語が苦手で苦労していると書いていた子もいたし、自分はどっちの国の人間なのだろうとアイデンティティーの問題で真剣に悩む子もいた。それでも、授業は、ほのぼのとしたもので、日本の小6相当学年(年齢)のクラスなどでは、例えば「こたつ」など日本に居れば誰でも知っているような物を互いに調べて来てはみんなの前で発表するといった事などもやっていた。彼らのプレゼン力は、凄まじく、普段現地校や国際校でやっている姿が目に浮かぶようだった。指示したわけではないのに、ボードにプリントアウトした写真を張ってきたり、縄文土器の模型を作って来たりと、彼らは本当にビビッドに生きていると感じた。今、自分は日本にいるが、今出来ることを、今精一杯やる。という事は彼らから教わったことだ。